面接当日「よろしくお願い致します」のメールは必要？例文＆マナー解説

就職活動中の皆さん、面接当日に送るメールについて悩んでいませんか？

「当日はよろしくお願い致します」と一言添えたい気持ちは山々ですが、実は、面接当日に自分からメールを送る必要は基本的にないんです。

「え、そうなの？！」と驚いた方もいるかもしれません。

この記事では、面接当日のメールに関する疑問を解消し、企業に好印象を与えられるメールマナーを徹底解説します。

この記事を読めば、面接当日のメールに関する不安が解消され、自信を持って面接に臨めるはずです。ぜひ最後まで読んで、面接対策に役立ててくださいね！

この記事のポイント

面接当日のメールは必要？好印象を与えるマナーと例文

面接当日にメールを送るべき？

面接当日に「よろしくお願い致します」といったメールを送るべきか、迷う就活生も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、面接当日に自分からメールを送る必要は基本的にありません。企業側は、あなたが面接の準備に集中していることを期待していますし、当日のメール対応で余計な負担をかける可能性もあります。

むしろ、送らないことで「マナーがなっていない」と判断されることもありませんのでご安心ください。

では、なぜ面接当日にメールを送る必要がないのでしょうか？

その理由は、面接担当者は当日、面接の準備や他の業務で多忙を極めているからです。そのため、あなたのメールを確認して返信する時間的余裕がない可能性があります。また、企業によっては、当日のメールは不要と明記している場合もあります。

しかし、例外として、企業側からリマインドメールが届いた場合は、必ず返信する必要があります。リマインドメールは、面接の予定を再確認するためのものです。返信がないと、あなたが面接を忘れていたり、選考を辞退したと誤解される可能性があります。

リマインドメールへの返信は、24時間以内を目安に行いましょう。

もし、24時間以内に返信できない場合は、遅れる旨を伝えておくと、丁寧な印象を与えます。

面接当日のメール例文

面接当日に、どうしてもメールを送りたい場合は、以下の例文を参考にしてください。

件名： 本日の面接につきまして（〇〇大学 〇〇）

〇〇株式会社 人事部 〇〇様

お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。

本日は〇〇時より、〇〇にて面接を受けさせていただきます。 よろしくお願いいたします。

〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇 〇〇

状況別の例文

• 面接開始時刻に遅刻しそうな場合 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。 本日は〇〇時より、〇〇にて面接を受けさせていただきます。 誠に申し訳ございませんが、電車の遅延により、〇分ほど遅刻いたします。 到着次第、改めてご連絡いたします。 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇 〇〇
• 体調不良や急用で面接を欠席する場合 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。 本日は〇〇時より、〇〇にて面接を受けさせていただきます。 誠に申し訳ございませんが、体調不良のため、本日の面接を欠席させていただきます。 大変恐縮ですが、別日程での面接を希望いたします。 ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇 〇〇

企業からのメールへの返信マナー

企業からリマインドメールが届いた場合、迅速かつ丁寧な返信が重要です。返信する際は、以下のマナーを守りましょう。

• 24時間以内に返信する 企業からのメールは、なるべく早く返信するのがマナーです。特にリマインドメールは、企業側があなたの面接への参加意思を確認するために送っているため、迅速な返信が求められます。遅くとも24時間以内には返信しましょう。
• 件名は変更せず「Re:」を付けて返信する 返信する際は、元のメールの件名に「Re:」を付けて返信しましょう。「Re:」は「Reply（返信）」の略で、ビジネスメールでは返信であることを示すために件名に「Re:」を付けます。
• 本文は消さずに、返信内容を追加する 過去のメールの内容を消さずに返信することで、相手はこれまでのやり取りをスムーズに確認できます。また、誤って重要な情報が削除されることを防ぐことにもつながります。
• 誤字脱字、言葉遣いなどに注意する 誤字脱字や不適切な言葉遣いは、相手に失礼な印象を与え、あなたの評価を下げてしまう可能性があります。メールを送信する前に、必ず誤字脱字がないか、敬語が正しく使えているかを確認しましょう。
• 丁寧な言葉遣いを心掛ける 就職活動中は、企業の担当者と学生という立場であることを意識し、丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。尊敬語や謙譲語を正しく使い、失礼な表現がないか注意することが大切です。

採用担当者として気を付けるべきこと

企業の採用担当者として、面接当日に就活生にメールを送る場合は、以下の点に注意しましょう。

• 緊急性の高い内容以外は避ける 面接当日は、就活生も緊張しているため、緊急性の低いメールは就活生の負担になる可能性があります。面接に関する重要な連絡や、就活生からの問い合わせへの返信など、緊急性の高い内容のメールに限りましょう。
• リマインドメールを送る場合、返信期限を明確にする リマインドメールを送る際は、「〇日〇時までに返信してください」のように、返信期限を明確に伝えましょう。就活生が返信を忘れずに、スムーズにコミュニケーションが取れるよう促すことが大切です。
• 就活生に失礼のない丁寧な言葉遣いを心掛ける 就活生にとって、企業の採用担当者は目上の存在です。そのため、就活生に失礼のないよう、丁寧な言葉遣いを心掛けることが重要です。尊敬語や謙譲語を正しく使い、フレンドリーな表現は避け、ビジネスシーンにふさわしい言葉遣いを意識しましょう。

面接当日のメールで完璧な対応を！

前日と当日のメールの違い

面接前日と当日のメールでは、その目的や役割が異なります。

• 面接前日のメール: 主に、持ち物や場所などの最終確認、緊急連絡事項の伝達、面接への意気込みを伝えるために送られます。企業側から送られる場合もあれば、就活生側から送られる場合もあります。
• 面接当日のメール: 主に、企業側からリマインドメールとして送られます。就活生側からは、遅刻や欠席などの緊急連絡時に限って送られることが多いです。

面接で使える失礼のない表現

面接のメールでは、失礼のない丁寧な言葉遣いを心掛けることが重要です。以下は、面接のメールでよく使われる表現と、より丁寧な言い換え例です。

表現	言い換え例
了解しました	承知いたしました
ご確認ください	ご確認いただけたらと存じます
ありがとうございます	誠にありがとうございます
お世話になります	お世話になっております
～させていただきます	～いたします

「本日は何卒よろしくお願いいたします」の正しい使い方

「本日は何卒よろしくお願いいたします」は、相手に何かをお願いする際や、感謝の気持ちを伝える際に用いられる表現です。面接当日に使う場合は、遅刻や欠席の連絡など、相手に迷惑をかける状況で謝罪の気持ちを込めて使うと良いでしょう。

「当日よろしくお願いします」の正しい敬語表現

「当日よろしくお願いします」を敬語で表現する場合は、以下のいずれかの表現が適切です。

• 当日はどうぞよろしくお願いいたします。
• 本日は何卒よろしくお願いいたします。
• 当日はよろしくお願い申し上げます。

面接前日のメールは必要？

面接前日に自分からメールを送る必要はありません。ただし、以下のような場合は、前日にメールを送ることで、相手に好印象を与えられる可能性があります。

• 企業側から事前に連絡するよう指示があった場合
• 面接で使用する資料などを前日までに提出する必要がある場合
• 面接官と事前に連絡を取り合って、質問したいことがある場合

面接当日の挨拶メールはOK？

面接当日の挨拶メールは、基本的には不要です。しかし、どうしても送りたい場合は、以下の点に注意しましょう。

• 簡潔な内容にする
• 時間や場所の確認など、必要最低限の情報に留める
• 丁寧な言葉遣いを心掛ける

「当日はどうぞよろしくお願いいたします」の疑問を解消！

「当日はどうぞよろしくお願いいたします」は、丁寧な表現であり、面接当日に使用してもマナー違反ではありません。ただし、前述の通り、面接当日にメールを送る必要性は低いため、送らない方が良い場合も多いです。

「当日はどうぞよろしくお願いいたします」の例文

「当日はどうぞよろしくお願いいたします」を使った例文をいくつかご紹介します。

• 例文1 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。 本日は〇〇時より、〇〇にて面接を受けさせていただきます。 当日はどうぞよろしくお願いいたします。 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇 〇〇
• 例文2 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。 先日は、面接の日程調整をしていただき、ありがとうございました。 本日は〇〇時より、〇〇にて面接に伺います。 当日はどうぞよろしくお願いいたします。 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇 〇〇

状況に合わせたメール例文

面接当日にメールを送る必要がある場合は、状況に合わせて以下の例文を参考にしてください。

• 遅刻する場合 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。 本日は〇〇時より、〇〇にて面接を受けさせていただきます。 誠に申し訳ございませんが、電車の遅延により、〇分ほど遅刻いたします。 到着次第、改めてご連絡いたします。 ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇 〇〇
• 体調不良や急用で面接を欠席する場合 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。 本日は〇〇時より、〇〇にて面接を受けさせていただきます。 誠に申し訳ございませんが、体調不良のため、本日の面接を欠席させていただきます。 大変恐縮ですが、別日程での面接を希望いたします。 ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇 〇〇
• 面接場所がわからない場合 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。 本日は〇〇時より、面接を受けさせていただきます。 大変申し訳ございませんが、面接場所が分からなくなってしまいました。 お手数ですが、改めてご教示いただけますでしょうか。 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇 〇〇
• 持ち物を忘れた場合 〇〇株式会社 人事部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。 本日は〇〇時より、〇〇にて面接を受けさせていただきます。 大変申し訳ございませんが、履歴書を忘れてしまいました。 現在、自宅に戻って取りに行っております。 〇分ほど遅刻いたします。 到着次第、改めてご連絡いたします。 ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇 〇〇

よくある質問

Q. 面接当日にメールを送ると、印象が悪くなることはありますか？

A. 特に指示がない限り、面接当日にメールを送る必要はありません。ただし、リマインドメールへの返信や、遅刻・欠席の連絡など、必要な場合は、簡潔で丁寧な言葉遣いを心掛けてメールを送信しましょう。

Q. 企業からリマインドメールが届かない場合は、どうすればよいですか？

A. 企業からリマインドメールが届かない場合は、特に何もする必要はありません。安心して面接に臨みましょう。

Q. 面接当日にメールで質問をしてはいけないのでしょうか？

A. 面接当日に質問がある場合は、メールではなく、面接の際に直接質問しましょう。もし、どうしても事前に質問したい場合は、前日までにメールで問い合わせるか、電話で確認するのが適切です。

Q. 面接のお礼メールは、当日に送るべきですか？

A. 面接のお礼メールは、当日に送るのが理想的です。遅くとも翌日午前中には送信しましょう。ただし、企業によっては、お礼メールを不要としている場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

面接当日のメールは、基本的には不要です。企業からリマインドメールが届いた場合は、24時間以内に返信しましょう。メールを送る場合は、丁寧な言葉遣いを心掛け、状況に応じて適切な内容を伝えましょう。

※ 上記の記事はあくまで例文であり、企業や状況によって適切な対応は異なります。